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Augury Financeのトークノミクスの変更点と新トークンについて

 

Polygonブロックチェーンで注目を集めたAuguryFinanceのトークノミクスに変更がありました。

 

2021年7月現在も、高APYでOMENをマイニングすることができます。

 

AuguryFinanceがはじめて、という方については別記事でファーミング方法を紹介しています。以下の記事を参考にしてみてください。

 

本記事では、公式のMediumを日本語訳しつつ、主な変更点や新トークンについて、まとめていきます。

 

本記事の内容

  • AuguryFinanceのトークノミスク変更点とは
  • 今後のOMENのインセンティブとは
  • AuguryFinanceの今後と新トークン:まとめ

 

 

AuguryFinanceの公式の記事はこちらから参照できます。

 

AuguryFinanceのトークノミスク変更点とは

 

変更点とは、「OMENトークンの排出量及び供給終了時期」の変更です。理由はデフレ対策です。

 

当初のホワイトペーパーによる計画では、3.25年で全てのトークン(777,777,777トークン)を排出する予定でした。しかし、OMENのファーミングは2021年8月末で終了することになり、排出上限量も大幅に削減しました。

 

777,777,777トークン → 6,000,000トークン

 

コミュニティによる決定を経て、OMENの93%以上の供給削減になります。

 

初期排出OMEN量を増やしたことで、初期からOMENに投資をしているユーザーが長期保有するインセンティブをつくるためが主な理由でしょう。

 

排出量はブロックの倍率を高める形ですすめられていました。排出量が大量になりすぎて、一時OMENが急落していたのはそのためです。(下落相場で売った人も多かったかもしれませんが…)

CoinGeckoよりOMENのチャートをキャプション

 

この下落以降でも、OMENに投資し続けたユーザーへのインセンティブはどのようになるのか、以下でみていきましょう。

 

 

今後のOMENのインセンティブとは

 

OMEN保有のインセンティブ

  1. Airmail
  2. Auto-Compounding Vault
  3. Cauldron
  4. Predictions

 

Airmailは、エアドロップ機能ですね。「Auto-Compounding Vault」はOMENの自動複利運用でしょう。「Predictions」よりも早くローンチされることが決まっています。

Cauldronは、Launchpad機能といって、OMENステイクホルダーなどが有利にトークンセールに参加できるようにできる機能でしょう。

 

OMENは、Predictionに力を入れたい印象があります。それは、Augury:予兆という意味からもそうですが、以下に公式Mideumの日本語訳を引用します。

予測市場には、さまざまな分野があります。コインや合成資産の将来の価格に賭けるようなことは、氷山の一角に過ぎません。データフィードに関連するものはすべて、将来のイベントを正しく予測することでユーザーが報酬を得られる予測システムに組み込むことができます。予測は「現実世界」にも広がり、私たちが好きなサッカーリーグにも予測が行われます。 私たちはブランドを拡大しながら、新製品を通じて価値を高めていきたいと考えています。 出典:AuguryFinanceより

 

サッカーチームが勝つか、負けるかといった将来予測についてもPredictionのコンテンツとして取り込むようです。これはすでにFTXなどでも活用されている「大統領選の結果は?」などといった、価格予測に止まらない事象まで、対象に規模を拡大していくということでしょう。

これらで得られた収益の一部は、OMENのステイク量に応じたUSDCの「Weekly配当」に充てられます。規模が大きくなり収益が高まれば、OMENを保有して週配当を受けたいというインセンティブになります。

 

Vault公開 → Predictions公開 → OMEN排出終了(8月末)

 

こうした流れとなる見込みです。

 

 

AuguryFinanceの今後と新トークン:まとめ

楽しみな機能がたくさんありますね。

 

結構重要かもしれないので、補足しておきますと、AuguryFinanceにユーティリティーコインとして「別のトークンを導入する」という議論がかわされています。

 

今のところ「Aquila(アクイラ):鷲(わし)の意味」という名前のトークンで、古代ローマで予兆の観測を鳥を利用していた歴史からとっているようです。

 

Aquilaのアーキテクチャ予定は、「Aquilaの獲得にはOMENをバーンする必要がある」という仕組みをつくり、OMENの供給量を減少させる目的があります。

 

IRONをご存知の方であれば、USDC8割でTITAN2割でミントしてIRONを発行していたイメージに近いかもしれません。まだこのあたりは詳しくは不明です。

 

現在、Discordで議論されているところです。興味のある方はJoinしてみると面白いですよ。AuguryFinanceにアクセスして、サイトの下の方にあるDiscordのマークをクリックしてみてください。

 

 

繰り返しになりますが、AuguryFinanceについては別記事で紹介しましたので、もう一度貼っておきます。興味のある方は参考にしてみてくださいね。

 

  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

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