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【Solana移行】Nerve FinanceがETHを運用するならおすすめな理由【クロスチェーンとブリッジ】

2021年5月22日

 

Nerve Financeってなんだろう?ETHを放置して長期的に保有しておきたいけど効率よく運用できるところはないかな?

 

こうした疑問にお答えします。

 

 

Nerve Financeとは、BSCで稼働しているPancakeSwapなどと同様の自動マーケットメーカー(AMM)です。

 

イーサリアムで実績があったCurveをBSCにて分岐(フォーク)した位置づけとなっています。2021年5月現在TVLは10億ドルを超え、Curveのフォークであること、有名VC(ベンチャーキャピタル:投資家)からの投資がされていること、などを根拠にプロジェクトが期待されています。

 

 

本記事の内容

  • Nerve Financeとは
  • Nerve Financeのおすすめの利用方法
  • Nerve Financeの将来性

 

 

これらについてわかりやくまとめていきます!

 

本記事のオーサー

ローレンス
この記事を書いているぼくは、仮想通貨でセミリタイヤを目指しつつ、誰でも再現できる仮想通貨の楽しみ方をブログで発信しています。おもに国内と海外のテクノロジーや仮想通貨の情報をまとめています!Twitterはこちらから。

 

 

 

Nerve Financeとは

NerveFinanceは、2021年3月1日にローンチしたイーサリアムで実績のあるCurveをBSCにフォークした自動マーケットメーカー(AMM)です。

 

フォークとは、分岐するという意味です。食器のフォークの先端が分かれているイメージと同じですね。開発の時点で別のブロックチェーンへ移行した場合や別のルールを適用することとなったブロックチェーンを構築する際に使用される言葉です。

 

ステーブルコイン(BUSD、USDT、USDC)プールから開始され、今ではBTCとETHプール、クロスチェーンのNerve Bridgeが提供されています。

 

クロスチェーンとは、異なるブロックチェーン間でトークンを行き来させる機能のことです。ブリッジとも呼ばれます。

 

 

Nerve Financeの特徴

  1. ステーブルコインのスワップ時のスリッページ抑制
  2. 他のブロックチェーンへのブリッジがかんたん
  3. BTCやETHの運用先として優秀
  4. プールにLPでガバナンストークン$NRVを獲得できる
  5. $NRVのデポジットで入手するxNRVをステイクして複利可能

 

スリッページというのはスワップした時にAMMの機能で自動的に不利な価格で約定されてしまうことをいいます。

左:NerveFinance     右:PancakeSwap

こうした不利な約定を防ぐというのは非常に重要な考え方ですよね。

 

これまでBSCから別のブロックチェーンへ資金を移行する場合、ブリッジするための複雑な手順や手数料を支払うというデメリットがありました。Nerve Bridgeはこの課題をクリアします。

 

 

Nerve Financeのおすすめの利用方法

 

Nerve Financeでのおすすめな運用方法や操作方法について紹介します。

 

BTCやETHの運用先として優秀

以下のAPYを見るとBTCやETHを単体でステイクすることができて20%〜30%前後で運用することが可能です。

インパーマネントロスを回避して、運用することができるのでBTCやETHをステイクしたまま放置するのにおすすめなわけですね。

 

▼インパーマネントロスについて詳しくはこちら
【DeFiリスク】インパーマネントロス(変動損失)のメリット・デメリット!損失回避するための対策方法

 

インパーマネントロスとはかんたんにいうと、LPペアをステイクしたあと、価格変動により引き出した後にトークンが目減りしてしまうリスクのことです。

 

ペアにせず運用することができれば回避できるわけですね。

 

Nerve FinanceでETHを運用する方法

ここではETHを例にやり方をみていきましょう。ちなみに同じBSCでETHを単体で運用できるAlpaca Financeよりも若干Nerve Financeの方が利回りがいいです。

 

  • ETH/anyETH PoolにETHをdeposit
  • ETH LPトークンをステイク

 

 

左側のメニューからPoolsをクリックします。

ETH/anyETH Poolをクリックします。

 

「+Add Liquidity」が選択されていることを確認して、任意の量のETHを入力します。デポジットをクリック。

 

ちなみに、このときPrice Impactが+で表示されていれば、ボーナスとして上乗せされた分のETHを追加してデポジットされます。地味に嬉しい機能ですよね。

 

 

左側のメニューからStakeをクリックします。

「ETH/anyETH Pool Staking」でステイクする量MAXを入力して、Stakeをクリックします。

 

「Unstake」の量に数字が表示されたらLPトークンのステイクが完了です。

 

結果として、投入したETHLPトークンに応じて$NRVで報酬を受け取ることができます。

 

ただし、回収できる$NRVの2/3は6ヶ月間ロックされ引き出しできません。長期運用をするつもりでいればOKですよね。このロックが$NRVの価格維持や売り圧下げに貢献しているので許容できます。

 

 

プールにLPでガバナンストークン$NRVを獲得できる

さらにClaimした$NRVをステイクして複利運用をすることが可能です。

 

右側メニューのxNRVをクリック

つぎに、xNRV MintでMAXをクリックして「Mint xNRV」を押します。

 

xNRV StakingのStakeのMaxをクリックしてStakeします。これで、$NRVの単体での運用ができるようになりました。

 

 

Nerve Financeの将来性

NerveFinanceを注目しているポイントは2つあります。

  1. クロスチェーンに力を入れている
  2. Solanaでの開発が進んでいる

2021年4月のNerveFinanceの概況

 

クロスチェーンに力を入れている

Nerve FinanceはAnySwapのクロスチェーン技術とスリッページの抑制を掛け合わせて正確なブリッジを実現しています。

 

今後、さまざまなブロックチェーンが乱立して、そのどこかに移動させていくという需要が発生する可能性が高まるかもしれません。そうなった場合、これはAnyETHなどが利用されNerveFinanceに恩恵をもたらすことになります。

 

クロスチェーン、ブリッジなどが容易にできるということが強みになることを期待しています。

 

Solanaでの開発が進んでいる

2021年4月29日、NerveFinanceの公式MediumにてSolanaブロックチェーンにてNerveがローンチされると発表されました。

この中で語られていることを要約します。

 

  • NerveFinanceは2ヶ月で0から6億ドル以上TVLを獲得した
  • 月間取引量は20.55億ドルを達成した
  • Nerveの目標はユーザーのためにDeFiを民主化すること
  • BSCを使ったのは当時ガス代が安くスピードが早かったから

 

これらの理由により、これまでBSCでより良いAMMという地位を築いてきたとのこと。

 

しかし、より分散された仕組みや体験を提供するためにイデオロギーに固執せず、Nerve on Solanaをリリースすることを決定。

 

ローンチでの理由は、低いトランザクション手数料、より非中央集権的であること、よりトラストレスであること、より早い処理速度などを挙げています。

 

Solanaでの開発は現在進行中です。続報は公式MediumかTwitterで確認できます。

Nerve Financeのロードマップはこちら

 

 

Nerve Financeとは:まとめ

Nerve Financeの魅力をまとめていきました。イーサリアム→バイナンス→Solanaと来ている流れを考えると、かなり変化を恐れない姿勢が伺えます。

 

ブロックチェーンが乱立するなか、クロスチェーンやステーブルコインの有利な取引といった需要に対応していることを考えると、今後もNerveFinanceは注目してもいい要素がありそうです。

 

コードはCertikの監査済みです。とはいえ、DeFiなので過度な期待は危険ですが、今後も情報を追っていきたいプロトコルの話題でした。

 

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  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

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