
2021年5月、幻冬舎の箕輪さんが企画した「サウナランド」が電子書籍NFTとなりNFTマーケットプレイスである「OpenSea」に出品され、約270万円ほどで落札されました。
いま注目されているNFTが売買できるマーケットには、注目の商品がこれから続々と出品されていくことが予想できます。
本記事では、NFTマーケットを使ってみたいけど、ゼロからの登録方法とOpenSeaの使い方を以下のような流れでまとめていきます。
本記事の流れ
- はじめに
- MetaMaskのインストール
- ウォレットの作成
- 暗号資産取引所の登録とETHの送金
- Openseaアカウントの作成
- OpenSeaでのNFT購入方法
NFTってなに?という方は、まずは基本的な知識や2021年に注目され始めた理由などをまとめたこちらの記事が参考になると思います。
NFTとは?仮想通貨とは異なる「デジタル資産」の課題とこれから
目次
はじめに
OpenSeaなどのNFTオークションに参加するための準備をしていきましょう。
準備すること
- GoogleChromeをインストールする
- 仮想通貨取引所にて口座開設する
最低限これらの準備が必要です。
Chromeに限定せず、Firefoxでも、EdgeでもOKです。使いやすいのでぼくはChromeを使っています。
Chromeのインストールはこちらから
仮想通貨取引所の口座開設する
NFTマーケットで購入したり、出品したりする際に使う仮想通貨であるETH(イーサ)を用意する必要があります。
コインチェックであれば、日本の仮想通貨取引所でははじめてNFTマーケットを開いており、今回紹介するOpenSeaにスムーズに利用できるためおすすめです。
本人確認書類などをスマホとでアップロードしてかんたんに終わります。
準備が整ったら早速、はじめていきましょう。
MetaMaskのインストール
まずは「MetaMask(メタマスク)」をダウンロードしていきます。既にダウンロードしている方は読み飛ばしてOKです。
MetaMaskとは、仮想通貨専用のウォレットアプリです。ウォレットがないと仮想通貨を入れておくことができないので必須です。無料でインストールできます。
Chromeに追加をクリックしてインストールしていきます。拡張機能を追加をクリック。
ウォレットの作成をしていきます。キツネの顔がマウスを追ってクルクル動くのがキュートですよね。
シードフレーズはオフライン(紙)などメモしておくなどで保管しておきましょう。誰にも見せてはいけませんし、失くしてもいけません。
すでにMetaMaskを使っている方はインポートすることも可能です。スマホでもインストールして使うことができますので便利ですよ。
ETHの購入とウォレットへの送金
NFTの購入や入札の手続きの手数料としてETHを購入する必要があります。
また、ここから操作ミスなどにより資金を失ってします可能性があります。必ず少額でテスト送金を行い、着金したことを確認してから本番の送金を行いましょう。全て自己責任です。
日本の仮想通貨取引所で口座開設を行い、ETHを購入してください。入金額はおまかせしますが、最低でも3〜5万円ほど入金しないと最低出金額を下回ってしまい、出金できなくなるので注意です。
コインチェックからMetaMaskに送金する方法
- Chrome右上のMetaMaskのアイコンをクリック
- アカウント名のコントラクトアドレスをコピー
- コインチェックで送金画面を表示
- コントラクトアドレスをペースト
- 送金量を入力して送金ボタンをクリック(テスト送金してください)
こうした流れになります。MetaMaskに着金するまでは少し時間がかかります。MetaMaskのネットワークがEthereumメインネットワークに設定されていることを確認してください。(デフォルト設定です)
Openseaアカウントの作成
OpenSeaのアカウントを作成します。アカウントの作成は無料です。
画面右上の人型アイコンを選択して、「Sign in to your wallet」をクリックして、さきほど作成したMetaMaskのアカウントを接続します。
これでアカウントの登録はほぼ完了です。設定から、ユーザーネームの変更やメールアドレスを登録しておきましょう。
OpenseaでのNFT購入方法

OpenSeaには世界中のクリプトアートといったデジタルアートが出品されます。
OpenSeaでのNFTなどの購入方法をかんたんにまとめていきます。
主に3つの購入方法があります。
- 入札する(Bid Price)
- 購入する(Buy Now)
- オファーする(Offer)
この3つの機能がありますが、入札する、購入するはなんとなくイメージがつくかとおもいますが、「オファーする」がよくわからないと思います。
オファーするとは、販売形式に限らず「このアイテムをいくらで売って欲しい」と依頼することです。価格交渉などを通じてユーザー同士が合意した金額で売買が成立します。
入札方法を詳しくみる
まず、購入したいアイテムの画面を表示します。
「Bid Price」をクリックします。初回には承認が必要です。この登録作業からガス代が発生します。
ETHの価格にもよりますがこの登録だけで1,000円以上かかります…
Bid Priceの承認が済んだら、もう一度Bid Priceをクリックすると、「いくらで入札するか」というポップアップが現れます。
ネイティブETHのままではOpenSeaでの取引に使用することができないため、ETHと価格が1:1のWETHに変換(swap)する必要があります。WETHを持っていない場合は、「Convert ETH」をクリックして変換します。
UniSwapのポップアップがでてきたら変換を行います。このスワップにもガス代がかかります。しばらく待つとトランザクション完了の結果が表示され、入札画面にもどります。
価格の欄にWETHをいれ、入札ボタン(もしくはオファー)をクリックして完了です。
このタイミングでは、WEHTはOpenSeaにデポジット(預ける)している状態になります。入札の結果、競り落とすことができた場合、デポジットしたWETHが出品者に支払われます。
落札がされたらプロフィール画面から自分のNFTを確認することができます。別のマーケットプレイスに出品したりすることも可能です。
OpenSea以外のおすすめマーケットプレイス
ETHを使って取引を行うOpenSeaはどうしてもガス代が高く、投資金額をそこまで入れることができないユーザーには手が出しずらいですよね。
そんな方におすすめなマーケットプレイスを紹介します。
コインチェックNFTマーケットプレイス(ベータ版)
日本の仮想通貨取引所でははじめてコインチェックがNFTマーケットプレイスをはじめました。
土地やアイテムを売買できるサンドボックスや人気のトレーディングカードゲームなどのレアアイテムなどが売買されています。
なんとコインチェックで口座を持っていれば取引手数料は無料でできます!興味のある方はまずはコインチェックではじめてみるのがおすすめです。
Binanceマーケットプレイス
バイナンスは2021年6月に独自のNFTマーケットプレイスをオープンする予定です。
これを機にBNBも上がりそうな予感。バイナンスは世界でも有名な仮想通貨取引所なので、アカウントを持っている方は試してみるといいかと思います。
個人的には、Polkamonというポケモンちっくなキャラクターの育成や配合などができるゲームがBSCで利用できるようになったので、こちらのNFTが取引できるようになるとおもしろくなりそうだな、と予測しています。
NFTはこれからもニュースになるかと思います。Twitterでは仮想通貨に関連してNFTの話題も発信していますのでぜひ、フォローお願い致します!
#PancakeSwap はトランザクションが失敗しても手数料とるのかい😡という声があるけど、
手数料はバリデータに対して支払っているのであり、我々に対してではないよ。
ちょうどタクシーでお店に行って、目的地のお店が閉まっていてもタクシー代を支払わなければいけないのといっしょだよ🚕 https://t.co/T8AYLf0way
— ローレンス🗼|仮想通貨をブログと音声でわかりやすく (@LawrenceTokyo) May 12, 2021
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