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【Cent:Valuables 解説】ツイートに値段をつけて販売できる「Valuables」とは?

2021年3月27日

 

2021年3月にTwitterの共同創業者CEOであるジャック・ドーシーさんのはじめてのツイートが291万ドル(約3億1,500万円)で販されました。

 

 

このツイートが販売されたのが、海外のサービスである「Valuables(バリアブルズ)」です。このサービスはCentという海外のNFTマーケットプレイスにより運営されています。

 

こんな方におすすめ

  • Valuablesとはどんなサービスか知りたい
  • NFTユースケースの今後の方向性

 

NFTのデジタルアートが75億円で落札されたり、クリプトゲームと仮想通貨を利用したゲームのアイテムにNFTが用いられるなど、今注目の技術でNFT。今回は、Twitterとの連携ユースケースである「Valuables」の魅力をまとめていきます。

 

そもそもNFTとはどんなもの?という方はこちらで詳しくまとめていますので参考にしてみてくださいね。




Valuablesとはどんなサービスか

出典:Valuables

 

Valuablesとは、オークション形式で買いたいツイートに入札したり、出品したりできるサービスです。

 

入札には特に締め切りを定める必要がなく、ツイートした人の認証と承認がされた時点で、ツイートNFTを発行でき売買することができます。

ソフトバンクの孫正義さんのツイートも出品されていました。

 

購入したツイートはValuablesのプロフィールに整理され再度出品して販売することも可能です。

 

Valuablesのツイート売却の仕組み

  1. ツイートを出品
  2. 本人がツイートの出品を認証
  3. 認証されたツイートに他のユーザーが入札
  4. 入札額をツイート者が承認
  5. 入札者に売却

 

こうした流れになります。入札時にはウォレットのETHがロックされるので、事前に入金することが必要です。

 

ツイート者が入札を承認しない場合、入札後24時間以降に入札キャンセルすることができ、ロックされたETHが自分のウォレットに返金される仕組みです。Valuablesの手数料は落札額の5%です。




再販売した際の落札額の分配割合

  • 再販売できる額:87.5%
  • ツイートの製作者:10%
  • Valuables手数料:2.5%

 

Teslaのイーロン・マスク氏のツイート

 

再販売の場合でも、ツイートの販売者に10%の手数料が支払われる仕組みなのが興味深いところですね。出品する方の利益(著作者の利益)を保証しているということですね。

 




NFTユースケースの具体例と今後の市場の方向性

NFTのユースケースとして話題にあがるのは以下のようなものがあります。

  • NFTユースケース
  • デジタルアート
  • ゲーム
  • チケット
  • 不動産

 

こういった所有権を相手に主張するもの、であればおそらくどのようなものでもNFT化させることは可能になります。

NBAなど海外のスポーツ市場では、優れたプレイの動画をNFTで販売しているところもあります。

 

国内では、コインチェックが国内取引所ではじめてNFTマーケットプレイスを立ち上げ、2つのゲームタイトルのアイテムをNFTとして出品したり、購入したりできる環境を開発しました。

 

記事の冒頭でもご紹介しましたがビープルという海外のデジタルアーティストのNFT作品群が歴史あるオークションハウスで75億円で販売されたり、2021年3月には海外のNFTマーケットプレイスの「OpenSea」で日本のアーティストせきぐちあいみさんのNFT作品が1,300万円で落札されました。

 

 

今後、新たなアーティストらが作品を出品するようになれば、さらに市場規模は拡大傾向になります。さまざまな分野でNFTの技術が利用され、ぼくらの生活がより便利になったり、新しい価値が生まれてくるのが楽しみですね。




  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

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