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【DeFi初心者OK】イールドファーミングアグリゲーターとは?メリット・デメリットまとめ!ValueDeFiのvSafeを使ってみた

2021年3月29日

 

ValueDefI(バリューディファイ)とは、Binance Smart Chain(BSC)上の分散型仮想通貨取引所(DEX)のひとつです。もともとイーサリアムにありましたが、2021年2月にBSCでも公開されました。

 

かんたんにいうと、PancakeSwapと同じように仮想通貨の交換、流動性の供給などができるプラットフォームです。仮想通貨好きなインフルエンサーの中でも「ValueDeFi」が話題になりました。

 

 

今回はValueDeFiに解放されたvSafeという機能とイールドファーミングアグリゲーターのメリット・デメリット、使い方や注意点を紹介します。

イールドファーミングとは:イールド(利子)、ファーミング(農業)を組み合わせた金融用語です。利子で資産を増やしていく投資モデルのことを指します。

 

 

この記事は以下のような方におすすめの記事です。

こんな方におすすめ

  • イールドファーミングアグリゲーターがどんなものか知りたい方
  • イールドアグリゲーターファーミングのメリットとデメリットを知りたい
  • ValueDeFiのvSafeを使ってみたい方

 

さきに結論です。イールドファーミングアグリゲーターとは、預けたLPトークンをもとに自動複利運用により収益を再投資して増やしていくDeFiのイールドファーミングのことです。通常のイールドファーミングが自動化され最適な投資先をアルゴリズムで選んでいくので、言わば「DeFi版投資信託」のようなモデルです。

 

 

BSCは海外の暗号資産取引所であるBinanceでのアカウント登録が必要です。日本の金融庁の事業者登録がない取引所のため利用は自己責任です。この記事では、使い方やメリットデメリットをまとめましたのでこれから挑戦してみたい方の参考になればと思います。

 




ValueDeFiで稼ぐ方法

 

まずは基本的なValueDeFiの使い方をかんたんにまとめていきます。

  • その①:仮想通貨ペアを預けて流動性の供給(LP)
  • その②:LPトークンをステイクする
  • その③:インセンティブトークンをもらう

 

その①:仮想通貨ペアを預けて流動性の供給(LP)

 

PancakeSwapと同じ要領でLPできます。すでにあるLPペアから選んでOKです。

PancakeSwapの使い方を詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。

ちなみに、ValueDeFiでLPトークンを作らずPancakeSwapなどでLPペアを作成してもステイクすることができます。

 

 

その②:LPトークンをステイクする

 

LPトークンを入手したらvFarm画面でLPトークンをステイクします。

 

LPトークンを7日間ロックされる(引き出しできなくなる)代わりに高APYとなる組み合わせ(vBSWAP×BNB)も用意されています。

 

 

その③:インセンティブトークンをもらう

 

LPトークンをステイクすると、「vBSWAP」というValueDeFiのトークンがもらえます。

 

PancakeSwapでいうCAKEのようなものですね。ただし、ValueDeFiではガバナンストークンが報酬として提供されるわけではありませんので注意が必要です。ガバナンストークンは「gvVALUE」というトークンです。

 

vBSWAPを他の仮想通貨に交換してもOKですし、vBSWAPをペアに分配してLPトークンに組み入れるのもありですね。

 




vSafeでイールドファーミングアグリゲート機能を使ってみる

 

vSafeとは、ValueDeFiが提供するイールドファーミングアグリゲート機能です。

 

供給したLPトークンをValueDeFiのアルゴリズムが自動で複利運用を計算して効率の良いイールドファーミング先を選んで運用してくれます。

PancakeSwapのCAKEも単体で利用できるよう追加され投資しやすくなりました。

 

vSafeの流れ

  1. 投入したLPイールドファーミングの収益を収穫する
  2. 収穫した収益を交換してLP作成
  3. LPに再投資

 

こういった1〜3の流れで自動運用してくれます。手作業だと収穫、LP作成、再投資って手間がかかりますよね。これを自動でやってくれます。

 

使い方はシンプルです。LPペアを用意する→Depositを選択して預ける。以上です。

 

PancakeSwapでは、LPトークンをファーミングしてもLP自体が増えることはありませんが、vSafeを利用するとLPトークン自体を増やしてくれます。上記画像のLPペアでは、2021年3月の数値ですが、年利660%、日利0.52%となっています。1日で0.5%増えるなんて聞いたことありません…。

リリース当初はもっとバグった数値だったのでだいぶ落ち着いてしまいました。DepositしたLPペアを回収したい時はWithdrawを選択してください。

 

 

メリットは、やはり自動で効率の良い投資先を選び、運用してくれるところです。また、常に投資先の内訳を確認することができます。上記画像左下の「Price 1 shares」は1シェアあたりどれくらいの価格のなのかを表しています。変動損失のリスクには注意が必要です。

 

vSafeのメリット

  • vSafeに預けたLPトークン自体を増やせる
  • 複利計算は自動なので放置でOK(定期的に収穫する必要がない)

vSafeのデメリット

  • 手数料が多めにかかる
  • 投資先のリスクがかけ算的に影響する

 

デメリットについて詳しく紹介します。手数料が高くなるのは、複数の投資先に再投資することで発生するトランザクションが多いことによります。とはいえBSCでの運用であれば手数料は安いです。

 

投資先のリスクがかけ算になるとは、たとえばPancakeSwapやVenusを利用して自動複利により増やしていった場合、

 

ValueDeFiのリスク × PancakeSwapのリスク × Venusのリスク

 

といった具合に各プラットフォームでのリスクが引きずられることになります。あくまで例ですが、vSafeを利用するだけでPancakeSwapやVenusでのリスクも背負うことになるわけですね。

 




イールドファーミングアグリゲーターとは?:まとめ

 

今回は、イールドファーミングアグリゲーターの仕組みをValueDeFiやPancakeSwapを例に紹介いたしました。

 

繰り返しになりますが、イールドファーミングアグリゲーターはいわば「DeFi版の投資信託」のような機能といえます。

 

値動きを追うのに疲れてしまった方は、信頼している銘柄を選んで放置してみる、というのもありかもしれません。

 

自己責任となりますが興味のある方はぜひ試してみてください。

 

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  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

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