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【BSC Defi】Venus Protocolのはじめ方・使い方を図解【PancakeSwapとコンビで使う】

2021年2月23日

Venusってどんなサービスだろう?仮想通貨の取引所を使い始めてみたけど、Venusの使い方や注意点をおしえてもらいたい!

 

こうした悩みにお答えします。

 

IT知識や金融知識がないと操作方法がよくわからないし、日本語で書かれていることも少ないので初心者にはむずかしい…

 

実際にぼくもそうでした。英語を数十分もかけてじっくり読み込んでお金を失うリスクを背負う、なんて苦行ですし、だれもやりたくないですよね。この記事はそういったことを避けられるよう重要なポイントだけにしぼりました。以下のような方におすすめです。

 

この記事がおすすめな方

  • 仮想通貨を始めてみたけどPancakeSwap以外のサービスにも興味がある
  • 英語でわかりにくいけど安心して操作方法や具体的な例を知っておきたい
  • これから仮想通貨への投資額を増やして本格的に取り組んでみたい

 

仮想通貨やブロックチェーンの技術が将来重要な技術とはうすうす感じているけど、むずかしいことはよく分からないし眠くなってしまう…。

ぼくもそうだったので、実際に手を動かしながらできるくらい図をたくさんつかって解説したいと思います。

 

この記事でわかること

  • Venus の具体的な使用方法
  • PancakeSwapとの違い
  • Venusの具体例とPancakeSwapとの組み合わせ
  • Venusを使う際の注意点

 

今回もなるべく専門知識ゼロでもわかりやすいことを心がけていきました。ぼくがやってみてよくわからなかったポイントをもとに解説していきますね。

Venusの仕組みの解説がちょっと長いので、実際の操作方法だけ知りたい!という方は「Venus Protocolの具体例とPancakeSwapとの組み合わせ」まで飛ばして読んでOKです。

 

 

 

Venus(ビーナス)とは

出典:Venus公式サイト

 

Venus Protocol(ヴィーナス・プロトコル):略してVenusとは、バイナンス(海外の大手仮想通貨取引所)が開発・提供している、ユーザー同士で仮想通貨を融通して「貸す・借りる」を実現させた仮想通貨マネーマーケットのことです。

https://www.binance.com/en/blog/421499824684901037/Binance-Launchpool-Introduces-Venus-Protocol

 

具体的には3点の機能があります。

 

①仮想通貨を貸す(Supply:サプライ)

②仮想通貨を借りる(Borrow:ボロウ)

③ステーブルコインの発行(VAI:ヴァイ)

 

詳しくは以下で解説します。(ステーブルコインがよくわからないかと思いますがきちんと説明しますね)

 

 

①仮想通貨を貸す(Supply:サプライ)

 

自分が持っている仮想通貨を貸す(Supply=供給)と、マネーマーケット上にあなたの仮想通貨が流れ込みます。

 

その仮想通貨は、誰かが借りたりする際に使われることに利用されるので、Venusからはお礼として、

「貸した仮想通貨の利回り」+「XVS(Venusのオリジナル仮想通貨)」

をもらうことができます。供給することで利回りに応じた利息がもらえるので、預けているだけでお金が増えるイメージですね。

 

これは「レンディング」ともいいます。気になる方だけこちらの記事を参考にしてください。詳しく知りたい方だけでOKです。

https://www.neweconomy.jp/posts/68832

 

②仮想通貨を借りる(Borrow:ボロウ)

 

供給することができることと反対に、仮想通貨を借りることもできます。借りることができる額は、預けた金額の一定割合のみとなっていいます。

 

これはかんたんにいうと、貸した仮想通貨を担保にした借金です。仮想通貨を借りる利益をえる代わりに、Venusに対して利息を支払わないといけません。一般的な借金と同じということですね。

 

借金という言葉に敏感になる気持ちはぼくもわかります。「借金はぜったいにするな」というのはその通りだと思いますので。ここで、強調したい仕組みが2点あります。

 

1:供給した仮想通貨が担保となっている

2:借金をして発生する利息 < 借金による利回り

 

かんたんに解説していきます。

 

1:供給した仮想通貨が担保となっている

 

①仮想通貨を貸す(Supply:サプライ)でご紹介したとおり、供給した仮想通貨を担保(Collateral:コラテラル)にしていますので、供給した仮想通貨の価値が半分になったりしない限り、返済できない額になる前に返済すればOKなのです。

 

実際、法定通貨(米ドル)に紐づいた仮想通貨を担保にしていればわりとリスク(担保仮想通貨の価値減少)に対応できると思います。もちろん、朝起きたら借りた米ドルの価値が倍になっていた…なんて未来があったらこの限りではありません(ないことを祈ります)。

つまり、払わなければいけない借入れ金額が大きくなってしまう、というリスクは存在しています。

 

2:借金をして発生する利息 < 借金による利回り

 

Venusでは、借り入れ(Borrow:ボロウ)を行っても、貸付を行った時と同様にXVS(ヴィーナス)がもらえます。

 

例えば、Venusで借り入れを行った際の利息と金利が以下のような状態だった場合です。

Venusでの借り入れ(Borrow)

  • 借り入れ利息:10%【マイナス】
  • 借り入れ金利:12%【プラス】(XVSがもらえる利率を含む)

 

この場合、借金をしているのに、10 – 12 =プラス 2%の金利がもらえるということになります。ぼくもこの不思議を知った時は理解ができませんでした。でも、相場の状況によりVenusではこうしたことが普通に起こり得るということですね。

(相場によっては、もちろんマイナスに転じることもあります。)

 

③ステーブルコインの発行(VAI:ヴァイ)

 

①で仮想通貨をVenusに供給すると仮想通貨を借りるほか、Venusオリジナルの仮想通貨を発行することができます。これを「VAI(ヴァイ)」といいます。

 

VAIは基本的に米ドルとどう価値となるように設定されています。なので、価値保証があるといういみで「ステーブルコイン」の部類にはいります。

 

VAIを手に入れることができると、Venus上でステイク(仮想通貨の供給みたいなもの)することができます。これでXVSがまたもらえます。複利でさらにお金が増やしていくことができますね。

 

PancakeSwapとの違いは?

 

PancakeSwap:分散型取引所(DEX:ディーイーエックス)ということで、仮想通貨の交換ができるのがメイン。

Venus:仮想通貨を融通して増やしていくところ。

 

こんなざっくりとしたイメージでOKです。どちらもBSC(バイナンススマートチェーン)というブロックチェーンにあるアプリです。

PancakeSwapの遊び方は、こちらで詳しく紹介しています。

【図解あり】スマホでできる!PancakeSwapでパンケーキ職人になる方法

 

(※注意事項)

海外仮想通貨取引所での取引は自己の判断と責任においてお願いします。当ブログはあくまでやり方や手段を記録しているのみであり、海外仮想通貨取引所を利用するよう媒介するものではありません。

 

前提準備

  1. 国内取引所などの口座
  2. バイナンスの口座
  3. MetaMask(メタマスク:仮想通貨用のお財布)
  4. Venusで供給する分の仮想通貨(ビットコイン:BTCなど)
  5. 手数料用のバイナンスコイン(BNB)

 

日本円を使える口座をつくるのであれば、Coincheckがおすすめです。日本でのダウンロード数No.1。特にこだわりがなければこちらからどうぞ。ぼくも使っていますが、操作がわかりやすく、特に説明がなくても預金や送金がすぐにできるのが魅力ですね。

 

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MetaMaskの登録などは先ににも紹介したPancakeSwapの始め方の記事に詳しく図解で解説しています。スマホに特化した内容ですが、PCからでも問題ないです。

 

 

口座開設はおわりましたか?

それでは、Venusの具体的な使い方をみていきましょう!!

 

 

Venus Protocolの具体例とPancakeSwapとの組み合わせ

 

基本的な方針は、なるべくリスクは低めでPancakeSwapと組み合わせて使うという作戦です。(BTC≒BTCB:BTCBはバイナンス上のBTCのトークンです)

 

大まかな流れは以下となります。わりと長いので休憩しながら行ってください!日にちを分けてもまったく問題ないです!!

 

Venusでやること

その①:ビットコイン(BTCB)とバイナンスコイン(BNB)を用意

その②:Venusでビットコインを供給(Supply)

その③:供給したビットコインに応じてBUSDを借り入れ(Borrow)

その④:XVSを交換してさらにBTCBを供給

Venusではその①〜その④を繰り返していきます。時間が経ったらXVSを収穫してPancakeSwapでBTCBに交換してVenusにまた供給(Supply)という流れです。

 

PancakeSwapでやること

その⑤:BUSDとBNBのペアで流動性供給(LP:Liquidity Provider)

その⑥:LPトークンをステイクしてCAKEを収穫

その⑦:CAKEをPoolしてさらにCAKEを増やす

その⑧:まとまったCAKEをBTCBに交換してVenusの供給に組み込む

複利でCAKEを増やしつつ、BTCBや希望の仮想通貨に交換して増やしていきます。増やした仮想通貨をさらにVenusで供給することで元本が増え、またXVSがたくさんもらえるようになります。

 

シンプルにすると、PancakeSwap⇄Venusというように連動させて運用していきます。

 

それでは具体的な手順を画像を参考にしつつ行っていきます。

 

その①:ビットコイン(BTC)とバイナンスコイン(BNB)を用意

 

まずはビットコインとBNBを用意します。まだの方はサクッと口座開設。スマホ完結で所要時間5分くらいです。

 

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その②:Venusでビットコインを供給(Supply)

 

Venusにアクセスします。サイトは英語です。

https://venus.io/

 

Lauch App(アプリを立ち上げる)をクリックします。

 

 

 

MetaMaskとのコネクトが必要ですので、認証を行います。

 

 

MetaMaskとVenusの接続ができたらダッシュボード画面になります。右下のSupply Marketが表示されていることを確認。

 

 

BTCBを選択してください。(BTCBはバイナンス上でビットコインと同価値のトークンです。)

 

 

はじめてSupplyを行う時はEnableを行わないといけませんのでちょっと手数料を払います。

 

 

金額を入力して、Spplyをクリック(手数料消費します)。

 

 

ちょっと時間が経ち、BTCBのBalance(バランス:残高)が増えていれば供給成功です。BTCBの右の方にある「Collateral(コラテラル:担保)のトグルをクリックして、供給したBTCBを担保に設定します。

 

 

その③:供給したビットコインに応じてBUSDを借り入れ(Borrow)

 

次は借り入れを行っていきます。ちょっと緊張しますね。BTCBの担保した金額に応じて借りられる上限金額が設定されています。ひとつひとつやっていきましょう。

 

Borrow Marketをクリックして、BUSDをクリック。

 

 

借り入れる金額を設定。これもEnableで手数料(BNB)がかかります。怖くない金額に設定してOKですが、ぼくはSAFE MAXでやってます。SAFE MAXは供給量の75%(BorrowLimit)に対する40%に設定されます。

 

 

これで、借り入れが終わりました。ちなみに、この借り入れ、また手数料を払ってすぐに返済できます。その際は、BorrowMarketでBUSDを選択し、Repay Borrow(借り入れ返済)をクリックして金額を入力すればOKです。

 

 

落ち着いて考えると、こんなにかんたんに借金ができるってかなり革命的だと思いませんか?銀行で融資を受けるためには審査がかなりあるかと思います。すごいサービスですよね。

 

(仕組みがわかるまでは少額で借り入れることをおすすめします。)

 

その④:XVSを交換してさらにBTCを供給

 

右側のメニューの中にVote(ヴォート:投票)画面があります。こちらでVenus EarnedのところでXVSを収穫することができます。Collectをクリックして回収です。

 

 

Vault(ヴォルト:金庫)画面では、発行したVAIをステイクすることができます。ステイクしたVAIに応じてまたXVSをもらうことができるので、試してみたい方はこちらから。

 

 

VAIの発行はダッシュボードのMint VAIのところで発行できます。繰り返しですがVAIはVenusが発行する米ドルに連動したステーブルコインです。

 

 

 

その⑤:BUSDとBNBのペアで流動性供給(LP:Liquidity Provider)

 

 

 

VenusでBUSDを借り入れしたのでMetaMaskの中に、BUSDとBNBが同量分入っている状態になりました。ここで、BUSD-BNBペアのLPトークンをもらいます。

 

注意ポイント

  • BUSD-BNBは同価値の分しかLPにできません。
  • BNBをMaxで供給しないでください。

 

BNBをMax供給してしまうと手数料用のBNBがなくなってしまい、追加でBNBをバイナンスから入金しないとお金の出し入れ自体ができなくなります。注意です。(ぼくは、しっかりガス欠を経験しました…)

 

 

その⑥:LPトークンをステイクしてCAKEを収穫

 

FarmsからBUSD-BNBのLPトークンを見つけます。最初にLPのときはApprove Contractをクリック(手数料がかかります)。

 

 

Stake LPをクリックして、LPをMax供給します。

 

 

その⑦:CAKEをPoolしてさらにCAKEを増やす

 

CAKEをPoolにステイクしてさらにCAKEを増やしていきます。

 

 

APR(年利)が100%以上って異常ですよね…。

 

CAKEは仮想通貨で金額が変動しています。CAKEの時価に注意していきましょう。

 

その⑧:まとまったCAKEをBTCやBNBに交換してVenusの供給に組み込む

 

ある程度まとまったCAKEが集まったら、まとめてPancakeSwapでBTCBに交換します。

 

 

ただし、交換の際にはPrice Impactに注意しつつ交換を行ってくださいね。

 

これで、また新しいBTCB(ビットコイン)が手に入りました。VenusのSupplyに組み入れて、元本を増やしていきましょう!!

 

 

Venus Protocolを使う注意点

出典:Venus公式サイト

 

CAN事件

 

Venusがこんなにも便利なものと紹介したところで、注意点についても押さえておいてくださいね。

 

2020年1月に「CAN」という新興仮想通貨がVenusに追加された際に起きた事件です。この事件で、一時的にBTCBが引き出せなくなる事故がおきました。

 

概要は以下のとおりです。

CAN事件

  1. CANがVenusに追加される
  2. 供給量全体の約45%にあたるCANを大口投資家が供給
  3. CANを担保にBTCBとETH(イーサ)を大量に借り入れ
  4. VenusでBTCBが引き出せなくなった

 

原因は、運営チームの独断でCANトークンが追加され担保資産として承認されたことです。

 

この事件以降、2021年1月以降はVenusの運営方法が変更され、中央集権的なサポート体制から、XVS保有者によるVote(投票による運営)に変更されたとのこと。

 

こうしたガバナンスによる影響を受けてしまうのがBSCの特徴ですのでかならずCommunityをチェックするようにしておきましょう。

https://community.venus.io/

 

BSC上のDefiにはカウンターパーティリスクがあります。これは、何かしらのバグや政府の規制により、BSCの資産凍結などにより資金が動かせなくなる問題ですね。

 

こうした注意事項があることを認識して、Venusを利用するようにしましょう。イケハヤさんのメルマガでも紹介されていましたが、CEOによる事件の顛末についてはこちらから読めます。英語の記事なので興味のある方向けです。

https://medium.com/venusprotocol/venus-protocol-update-9cb6470465ea

 

 

(※注意事項)

海外仮想通貨取引所での取引は自己の判断と責任においてお願いします。当ブログはあくまでやり方や手段を記録しているのみであり、海外仮想通貨取引所を利用するよう媒介するものではありません。

 

 

 

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ローレンス

Cryptoとブロックチェーンに没頭する情シス会社員です。無料のオンラインサロン「クリプトユニバーシティ」を立ち上げ、「仮想通貨は投機じゃない。テクノロジーだ。」をモットーに仕組みや技術を面白がっていくことをコンセプトに活動してます。ポッドキャストでは、メディア運営やサロン運営の裏話や仮想通貨を楽しめるお話をお喋りしております。

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