Technology

【IT業界を目指す】IT用語の基礎知識と学ぶ姿勢【SaaS・IaaS・PaaSの企業の特徴と違い】

2020年11月30日

IT用語の基礎知識を身につけたいけど、どんな言葉を知っておくと役に立つのだろう?と考えている方やSaaS・IaaS・PaaSの違いを知りたい方に向け記事を作成しています。

    • 会社のIT担当者として知っておくべき基礎知識を身につけておきたい
    • SaaS・IaaS・PaaSの違いを理解したい
    • 次々に新しいIT用語が出てくるがその効率の良い身につけ方とは

このような読者の悩みを解決できる記事をまとめました。

 

この記事の読者は、以下のことが理解できます

  • IT用語を身につけていく基本的な姿勢について
  • SaaS・IaaS・PaaSの違いについて
  • SaaSを活用したビジネスのメリットや具体例について

この記事は、読者のミライに以下のような変化のきっかけとなります。

  1. 打ち合わせなどで分からない用語に出くわしても対応できる
  2. IT用語の基本概念を理解して応用的な視点から考えることができる

 

この記事を書いたわたしは、従業員3,000人規模のシステム担当者として、事業の予算・計画・保守について網羅的に携わっています。この仕事の経験から得た知識を踏まえてまとめました。




IT用語を身につける基本姿勢とは

IT用語を身につける基本姿勢を3つのステップに分けて、説明します。

 

ステップ1 Google検索で欲しい情報に辿りつく能力を磨く
ステップ2 基本概念から発展させて連想する
ステップ3 論理的に理解するようにする

 

以上の3ステップです。順に解説していきます。

ステップ1 Google検索で欲しい情報に辿りつく能力を磨く

Googleなどの検索エンジンで調べたい情報にたどり着く能力は、非常に重要なスキルです。でも、どのようにすれば検索すればいいのか効率よく調べられるのかよくわからないですよね。

結論としては、これは検索する経験を積んでいく他ありません。調べたい検索ワードや接続する言葉の選び方は、調べたい物事によって様々です。

たどり着いた情報の信頼性、活用できる情報のポイントを見極めなくてはなりませんので、これを鍛えるためにも、検索する経験を積んでいくようにしましょう。

ステップ2 基本概念から発展させて連想する

 

例えば、クラウドとは、「クラウドコンピューティング」の略で、従来のPC上にアプリやデータを保存しておくのではなく、インターネットを経由して、データを保存しておくことやアプリを動かすを指しています。

こういったクラウドの基本的な考え方を理解していれば、「~クラウド」という言葉がでてきたら、「おそらく~を利用してデータ活用方法をクラウドで管理するものなのかな…」連想することができます。

このように、基本概念を発展させて連想していくことで、新しい用語は別の概念の発展系として理解することができ、新しい知識を理解していく難易度を下げることができるようになります。

ステップ3 論理的に理解する

ひたすら新しい言葉を暗記するというのも限界があります。英単語を覚えるのと同じで、頭に定着していきません。

そこで活用したいのが論理的な理解です。論理的に理解するとは、この処理はこういうものだから、この処理が発生する、などの論理構造を意識して、具体例をかみ砕いて把握することです。

例えば、「AIの機械学習」という言葉を理解するとします。機械学習の具体例は、iPhoneの「Siri」に使われており、大量のデータをもとに予測分析を行うもので、
近くのランチのお店を教えてとSiriで検索された履歴を解析しておすすめを伝える技術に応用されています。

こういった方法で理解していくと、具体例と結びつき理解の定着の助けとなるでしょう。




SaaS・IaaS・PaaSの違いについて

以下の記事では、ステップ2で少し紹介した、クラウドサービスであるSaaS・IaaS・PaaSの違いについてとりあげました。上記のIT用語理解する基本姿勢を実践してみましょう!

ビジネスモデルの根幹をなす重要なキーワードですので、ざっくり理解しておきましょう。

ちなみに、クラウドサービスと対をなす概念として、「オンプレミス」がありますが、これは自分でソフトウェアなどをダウンロードして保存し、利用する従来までのやり方を指しています。ついでに一緒に押さえておきましょう。(いわゆる略してオンプレなどと表現されます)

SaaS(サース)とは?

SaaSとは、「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の略です。

クラウド上で提供されるサービスのことで、ユーザーはダウンロードをすることなく、ソフトウェアを稼働させ、利用することができるものを指します。例えば、Gmailなどはクラウド上にメールサーバーが存在し、ユーザはメールサービスを利用することができます。

メリット
達成したい目的を達成するために、自社での開発を要せずすぐに技術を活用でき、保守もする必要がない

デメリット
自由度が低く、自社用にカスタマイズしたりすることができません。

IaaS(イァース)とは?

IaaSとは、「Infrastructure as a Service(サービスとしてのインフラ)」の略です。

システムの稼働に必要な仮想サーバやHDD、ファイアウォールなどのインフラをネットワーク上のサービスとして提供するものを指します。クラウド化によるコスト削減効果があり、ベンダが管理とアップデートを行ってくれることから、自社で管理を行う必要がなくなります。セキュリティシステムの更新も行われます。

メリット
インフラの拡張や縮小もでき、予算規模に応じた範囲で構築することが可能です。例えば、AWS(Amazon Web Services)というAmazonが提供しているIaaSです。サーバー 、ストレージ、データベース、セキュリティシステム、管理システムなどのサービスを利用できるのが特徴です。
多くのサービスが従量課金制となっており、利用した分しか料金がかからない柔軟さが、多くのユーザーから支持されています。

デメリット
導入後、どのようなアプリを実装するかなど専門知識が必要
OSやミドルウェアの管理を自社で行う必要がある

PaaS(パース)とは?

PaaSとは、「Platform as a Service(サービスとしてのプラットフォーム)」の略です。

大規模なデータセンターなどを活用してアプリを稼働させるためのOSなどのミドルウェアや開発環境そのものを提供するサービスを指します。開発者はシステム設計に沿って開発することができるので、開発コストを抑えつつ早く実装することができます。

例えば、Microsoft Azureがあります。これは、データベースとしてSQL Datebaseなどのサービスを提供するものです。

メリット
開発環境を考える必要がなく、システム自体の使用等に集中することができる

デメリット
オンプレミス環境からクラウドへ移行する際に互換性がなく費用が発生する可能性がある




SaaSを活用したビジネスのメリット

3つの用語のポイントを紹介しましたが、ここからは、注目されている「SaaS」について、深堀します。

「SaaS」は、サースと読みましたね。以下がSaaSのまとめポイントです。

・すぐに導入できる
➤パッケージで契約するためカスタマイズ不要で利用できる
・初期投資が少ない
➤月額制であったりするため初期費用がかさばらず予算が立てやすい
・複数端末で利用可能
➤インターネットに接続すれば複数の端末からアクセスして利用できる
・管理は契約元が行う
➤導入後のアップデートは自社で行う必要がありません具体例:GmailメールサービスやSalesforeceの顧客管理システム

これらのポイントから分かるのは、テレワークなどの多様な働き方との相性の良さ、成長途中の企業でも導入しやすいこと、また提供元の企業は収益の見通しを立てやすい、といったことであると思います。

実際に、MoneyforwaordのMFクラウド会計名刺管理のSansan名刺管理など企業がSaaSを提供しており、日本国内でシェアを得ています。ワークスタイルが変化し、企業のデータ管理の方法も変化が起こっています。これからも注目すべきビジネスモデルではないでしょうか。

IT用語の身につけ方 まとめ


なぜ、SaaSを提供している企業が注目されるのか、SaaSを導入する企業が増えているかについて、メリットを理解することでイメージが湧きましたでしょうか。

この記事を読んで、IT用語を身につける方法がわかり、クラウドサービス(SaaS、PaaS、IaaSのの違い)の理解の助けになれば嬉しいです。

また、ブログ運営を通してIT用語や専門知識を身につけていく基礎を身につけることができます。関連記事も参考にしていただければと思います。

https://lawrencetokyo.com/marketing-blog-start/

こちらの記事で面倒なWordPressでブログを解説する方法を5つのステップで紹介しています。かんたんに始めることができますよ。

  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

-Technology

© 2023 Lawrence Tokyo