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Notionはじめよう。読書記録とタスク管理【シンプルイズベスト】

2021年1月16日

Notionの使い方

みなさんは書類やToDo管理にどんなアプリを使っていますか?

仕事や趣味、副業などやることが多くてきちんと整理して管理したい方におすすめであるNotion(ノーション)というタスク管理アプリをご紹介させていただきます!

 

Notion(ノーション)とは、

意見、考え、見解心象、観念、イメージ〔気まぐれな〕思い付き、出来心という意味です。

日々、膨大に情報を浴びているいるような状態をすっきりとさせ、より良いシンプルな生活をしたいと感じませんか?

 

仕事の進捗管理から趣味のスケジュール、日々の情報収集などあらゆるタスク管理が綺麗におさまるアプリが欲しいと悩んでいた方にとっておすすめのアプリです。

 

「Notion(ノーション)」を活用すれば、もっと毎日のタスク管理を楽しく、スタイリッシュに管理していくことができます。しかも個人の利用なら無料で利用することが可能です…!ブラウザ上だけで利用することもできますし、ダウンロードの場合はMacとWindow両方に対応しています。

 

EvernoteやTickTickなどを使っているけど、もっとたくさんの情報を管理できないかと考えている方に向けて参考になるような情報を整理させていただきました。

 

この記事では以下のことがわかります。

 

この記事でわかること

  • Notionの登録方法と使い方
  • ページの仕組みと便利なショートカット
  • Notionの実際の活用方法具体例【読書記録管理、Web Clipper】

 

Notion(ノーション)を使い始めたい時に、最初に読んですぐに使い始められるよう「使い方」、「ページの仕組み」、「便利なショートカット」、「使用方法のテンプレや具体例」に絞ってご紹介していきます!

 

Notion(ノーション)を使ってみたいけど何から始めたらいいんだろう?
そもそもNotionの仕組みはどうなっているんだろう?
読書管理やタスク管理のテンプレが欲しいな。

 

こうした悩みにお答えします。

 




Notion(ノーション)の始め方


Notion(ノーション)とは、「タスク管理」、「メモ作成・保存」、「データベース」や「スプレッドシート」など、さまざまな機能を兼ね備えたオールインワン情報共有ツールと言われています。

 

タスクは「Trello」、メモは「Evernote」といった具合にツールを併用せずとも、Notionだけで多くの機能を揃えることができます。既に使っていたアプリからのインポート機能もあります。互換性のあるアプリであれば「import(インポート)」のワンクリックで完了しますよ。

 

Trello、Evernote、GoogleDocument、Officeソフト(Word、Excel)など色々なソフトからインポートが可能です。

 

日本語版がないにもかかわらず、その“網羅性“からIT系クリエイターやエンジニアを皮切りに人気を集め、日本でもユーザーが増えており、世界で400万人以上のユーザーが使用しています。

世界観を知るための動画が公式HPにありました(英語です)。柔らかい絵のタッチやおしゃれな質感も魅力の一つだと思います。




Notionの登録方法

Notion(ノーション)登録画面

アカウントの登録はGoogleアカウントなどと紐付け可能です。

 

Notionのトップページからまずはアカウントを作成しましょう。英語の文章が続いており少し不安になるかもしれませんが、Personal(パーソナル)プランの無料会員を選べばOKです。(チームで使う場合は有料版で機能を拡張することができます)

Notion公式HP

 

「Sign up(登録)」を選んでアカウントを作ります。ログイン後、以下の画像の「Getting Started(スタート画面)」となりますが、説明が難しくてちょっとよく分からない…とならないように画面構成を以下で詳しく説明していきますね。




Notionの使い方

 

それでは、使い方の説明に入ります。まずは画面の構成を確認しましょう。Page(ページ)とナビゲーションバーを確認してください。

ナビゲーションバーには作成してある自分のページが一覧で表示されます。Page(ページ)は現在開いているPage(ページ)が表示されます。

 

このページ内に、例えば読書管理用のブロックを追加したり、ToDoタスク管理表を自由に追加してカスタマイズしていくことにより、情報を整理していくことができます。

 

今のところは使用できる言語は英語と韓国語のみです。英語だと使いにくいな…と思った方、心配ありません!以下の方法を行えば日本語での使用が可能です。

 

Notionの日本語での使用方法

  • GoogleChromeでNotionを表示する
  • 右上の翻訳ボタンをクリック

 

これで日本語での使用が可能です。仕様に慣れるまでは日本語で操作した方がやりやすいかもです。

注意:この方法はGoogleChromeで表示した時のみ日本語になります。アプリで起動される方は日本語になりません。

 

Notionの日本人第1号社員の西さんによれば、「単に「日本語化しました」というのは良くなくて、プロダクトの世界観やトーンにこだわった日本語化をしていくのが重要」という認識のようです。

 

Notionのプロダクト精神が日本へと広がり、世界観を崩さずローカライゼーション(親しみが広がり受け入れられる)された先に、日本語化という選択肢があるとのこと。このままユーザー数が伸びていけば日本語化が期待できますね。

 

とはいえ、直感的な操作で使っているうちに操作に慣れてしまえば、日本語にする必要はなくなるかと思います。

以下の記事を参考にいたしました。

https://signal.diamond.jp/articles/-/420




Notionのページの仕組みとタスク管理

Notionが他のメモアプリやタスク管理アプリと異なる特徴が「Page(ページ)」です。メモを作成する単位のことをPage(ページ)と呼びます。

 

こちらの画像はウィークリータスク管理です。ToDoのチェックボックスが月曜日に縦に並んだところの下に、さらに2つ週間のページがあります。こちらをひとつクリックすると該当の週のToDoにすぐアクセスできるようになっています。

 

つまり、ページの中にさらにページを埋め込むことができるので、ウェブサイトのような構造で自分のタスクを管理することができるということですね。

先ほどのタスク管理の「子要素」として次週のPage(ページ)を作成されています。

やり方は、

1. ナビゲーションバーのWeekly TaskでDiplicate(複製)を選ぶ
2. 複製した方のPage(ページ)で「タイトル」と「日付」を翌週のものに変更

こうして翌週のタスク管理表をすぐに作成することができます。ナビゲーションバーの親ページをテンプレとして使い、複製により子ページを作って管理するイメージですね。

 

週間予定を作成しておくとやり残しや処理漏れなどを防ぐことができ進捗の管理がしやすくなります。1日単位よりも週単位の方が扱いやすい印象でしたので、週単位で使用しています。

ドラックアンドドロップやコピペすればやり残したタスクをどこへでも移動させることができますので、扱いやすく手軽に予定を立てることができます。

 

Notionでコンテンツ管理をする方法はこちらで紹介しています。

Notionで「ネタ切れ」せずコンテンツ管理をする方法【PDCAをまわすコツ】

 

 




操作するのが楽しいデザイン

Notionの特徴は書きやすいUIと読みやすいデザインにあります。かなりシンプルにまとまっておりすぐに直感的な操作ができますよ。
たとえば、ページを新しく追加すると以下のような画面になり、「アイコン」と「カバー」を選択することができます。

ぱっと見でわかるアイコンを選択しておけば、ナビゲーションバーからページにアクセスする際の目印になります。かわいいアイコンが並んでいると気分も上がりますので設定しておくことをおすすめします!

 

また、バナー画像を選択しておしゃれな雰囲気をかんたんに出すことができます。画像を取り込めばオリジナルのバナーを設定することも可能です。

 

アイコンとカバーはもともと用意されているものから選択できますが、自分の画像をアップロードして使うことも可能です。

 




便利なショートカット!マークダウン記法を使っての入力方法

Notionではマークダウン記法に対応しており、見出しの入力や箇条書き、テキスト表示、リンクメディアの挿入が簡単に行うことができます。

以下は詳しい入力方法になります。

 

文字やブロックの装飾

- #の後、スペースキーを入力で、**H1(タイトル)**
- ##の後、スペースキーを入力で、**H2(見出し)**
- ###の後、スペースキーを入力で、**H3(小見出し)**
- []を入力で、**To-Doボックス**
- か-又は+の後、スペースキーを入力で**番号なしリスト**
- 1.など、数字と.(ドット)の後、スペースキーを入力で**番号リスト**
- >の後、スペースキーを入力で、**トグルリスト**
- "の後、スペースキーを入力で、**引用表示**
- --を入力で**ブロック幅の横線**
- ```を入力でコードブロック

 

よく使うショートカット

- /(スラッシュ):他のマークダウン記法の一覧が表示されます
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `1`で、H1(タイトル)
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `2`で、H2(見出し)
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `3`で、H3(小見出し)
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `4`で、To-Doボックス
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `5`で、番号なしリスト
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `6`で、番号リスト
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `7`でトグルリスト
- `cmd/ctrl` + `option/shift` + `8`でコードブロック

 

「Type'/' for commands(「/」を入力してください)」という文字がうすく出ているのに従って入力すれば候補が出てきますので、そのとおりに入力してOKです。

ブログ記事の下書きにも使えますし、コンテンツの台本、議事録作成のときでも素早く入力できるところが魅力ですね。

 




Notionの実際の活用方法と具体例

Notionの実際の活用事例についてご紹介します。

この記事で紹介するのは「読書管理」と「Web Clipper」の2つです。
どちらも実際に使用している方法をもとに詳しい使用方法を具体的に紹介していきますね。

 

Notionを使った読書管理

読書で得た知識や気づきをメモしておく場合に使用しています。こちらの読書記録のテンプレートは、前田裕二さんの『メモの魔力』を参考に作成されています。自分の日常をアイデアに変えていく工夫がたくさんありますよ。

 

テンプレートは以下からダウンロードできます。こちらのテンプレートはイツキさん(@ronshi777)から頂戴いたしました。

https://www.notion.so/Share-c98fec516ef2429098660327c98d2f09

 

メモの魔力では、自分の思考とメモを同期して新しい発想や思考方法を得るためのメソッドが紹介されています。メモの魔力の方法とNotionを掛け合わせてどのように使用しているか紹介します。

 

上の図は実際に使っているもののスクリーンショットです。

ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』の読書記録管理に落とし込んでみました。こちらの読書記録管理を使用するポイントは以下のとおりです。ちなみにこちらの本とってもおすすめです。気づきになり行動に落とし込めるポイントがたくさんあります。気になった方はぜひ参考にしてみてください。

 

読書記録のポイント

  • 標語:キーワード(カテゴリでいうと何か)
  • 学んだこと(ファクト):書籍に書いてあった事実や取り上げたい内容
  • 抽象化:つまりどういうことか(本質を考える)
  • 転用:どのように行動プランに落とし込むか

読書記録をただ単に単語帳のようにするのではなく、自分の行動レベルまで落とし込むことができれば、読書記録の意義が高まります。読書での学びを次の行動に活かしていくと読書がもっと楽しくなりますよ。

 

また、読書記録に購入した日や金額、レート(お気に入り度)のようなプロパティを追加していくことも可能です。自分だけのオリジナルの読書記録を作ることもできます。




NotionのWeb Clipper機能の使用方法

Web Clipper(ウェブクリッパー)機能とは、自分の気になった記事や後で読みたい記事をNotion上に保存しておくブックマーク機能のようなものです。Google Chromeの拡張機能でブラウザの右上に表示させておけばすぐにアクセスさせることができます。拡張機能はこちらからダウンロードできます。

 

以下のイメージは実際の使用例です。WebClipperとしてデータベースを用意しておくと自動的にデータベースに情報が追加されます。ページにデータベースを追加するのは、ページ上で「/(スラッシュ)」を入力して出た入力候補から挿入可能です。

 

ただのブックマーク機能だけでなく以下のようなメリットがあります。

Web Clipper機能のメリット

  • 見たい記事をカテゴリ分けして管理できる
  • 記事にタグやプロパティを設定してデータベース化できる
  • データベースを元にソートしたり加工できる(日付、ジャンル、◯◯ネタ)
  • Notion内でブックマークしたサイトをサクサク展開できる
  • Notion内で開いたWebサイトには広告が消える

こうしたメリットがあります。特に広告が表示されずさくさく必要な情報を読み解くことができるようになる点は使っていくうちに良さを実感します。Webページの特徴として、他の情報や別の記事への誘導が多く必要以上の情報に気を散らしてしまうことを防ぐことができました。

イメージ右上の黄色い四角で囲った「+」をクリックすれば、プロパティの追加ができます。読書記録管理と同様に自分なりのデータベースを作ることが可能です。

 

お気に入りの記事をタグで管理して、後で読むときの効率をあげることができますよ!

 

外部リンクの表示方法のヒント

外部リンクをそのまま貼るとURLが表示されますが、表示方法には3種類用意されています。

  1. Dismiss(テキスト)
  2. Create bookmark(ブックマーク)
  3. Create embed(埋め込み)

この3種類から選ぶようにしましょう。

 

ブックマークは外部リンク先の情報を取得してカード形式で表示してくれますので、内容がリンクをクリックせずに見えます。こちらのリンク方法がおすすめです。

 




Notionの使い方:まとめ

Notionの登録方法や使い方、仕組みから具体例についてお伝えさせていただきました。今回の記事では、Notionの世界観や使い方がお伝えできれば嬉しい限りです。

 

Notionの使用方法は拡張性が非常に高く、クリエイターさんの使用幅に合わせてどんどんアレンジしていくことができるかと思います。Youtubeなどでも使用方法を紹介しているチャンネルがありますのでぜひそちらも参考にしてみてください。

 

今後もNotionの使い方のヒントや具体例を検証していき、有益な使用方法をこのブログやTwitterでシェアさせていただきたいと思います。ぜひフォローして楽しみにしていてくださいね。

 

  • この記事を書いた人

ローレンス

クリプトに没頭している会社員です。暗号資産の儲け話よりも、テクノロジーに興味があり、ブログ、メルマガ、ポッドキャストなどでWeb3関連のトピックをやさしく解説しています。クリプトにまつわる情報はスピードが速く複雑ですが、Web3領域で活躍できる人材を目指して一緒に学習していきましょう。

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