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Web3.0とは?やさしく基礎知識を知って仮想通貨を楽しもう【課題と展望を考える】

2021年5月8日

 

Web3.0ってなんだろう?Web1もWeb2もよくわからないけど、Web3.0の特徴や内容をざっくりとまとめて知りたいな。

 

こうした悩みにお答えします。

 

 

暗号資産(仮想通貨)でよく言われているこの仕組み。仮想通貨を支えるテクノロジーの根本的な概要や仕組みをしっておくと、仮想通貨がもっと楽しくなります。

 

本記事の内容は以下のとおりです。なるべくむずかしい言葉を使わず、初心者でも理解しやすい内容をこころがけていきますね。

 

本記事の内容

  • Web3.0の特徴とWeb1,Web2との比較
  • Web3.0でできることとメリット
  • Web3.0の課題と将来的な展望

 

これらについてわかりやすくまとめていきます。仮想通貨は、投資対象のみとして考えるのではなく、テクノロジーの一つの手と捉えることができるベースが身につきます。

 

まだ仮想通貨を持っていない方はこちらで紹介しています。

 

 

Web3.0の技術によりインターネットがどのように変化してきて、私たちの生活がどうなるのかを一緒に考えていきましょう!

 





Web3.0の特徴とWeb1.0,Web2.0との比較

 

Web3.0とは、ブロックチェーン技術によって実現することができる分散型ネットワークの形態のことをさします。

 

ネットワークは、情報を効率よくやりとりして、生産性を向上させたり、売上を高めたりするために存在します。Web3.0は、そのネットワークをさらに高次元に高め、より一層生産性をあげていくために開発されています。

 

これまでは、大きなサーバーに中央集権的にデータを蓄積して、PCやスマホといった端末からアクセスすることで情報を得る形の通信方法が一般的でした。(この状態はWeb2.0をさし、クライアントサーバーシステムといいます)

 

 

Web3.0ではP2P(ピアツーピア:複数のコンピュータ同士(スマホ含む)で通信を行うモデルのこと)という通信方式を活用して、誰でも相互的に閲覧・検証が可能なネットワークが構築されることを目指しています。




Webの変化の歴史

  • web1.0(インターネットの登場、一方向性の時代)
  • web2.0(双方向性、データ独占の時代)
  • web3.0(分散管理、P2Pの時代)

 

 

web1.0(インターネットの登場、一方向性の時代)

 

1989年にティム博士がWorld Wide Web(WWW)を構想し、現在のインターネットの基盤を形成しました。

 

当時は巨大なコンピュータがサーバーとしての機能を果たし、入力した情報を一方向的に表示させたり、機会的なルーチン機能を処理することが主な役割でした。

20世紀後半から開発がはじまった当初のコンピュータ(出典:https://dailynewsagency.com/2013/06/23/absurdly-massive-early-computers-ovb/

 

HTML(エイチティーエムエル)は、Webページに文章を表示させるプログラミング言語ですが、これをつかって、ディスプレイに文字を表示させたりしていました。ブラウザが開発されたのもこの頃です。

 

また、HTTP(エイチティーティーピー)というサーバーからデータを取得する通信規格(英語ではプロトコルといいます)が整備されました。

いまでもHTTPにセキュリティのSがついて、HTTPSという通信規格が利用されています。

 

ぼくのブログもHTTPSというプロトコルをもちいて、僕がレンタルしているサーバーに「Webページの情報を表示させてください」というリクエストを送って、サーバーからHTTPSという通信規格を使って情報を受け取り、ブログの閲覧者へ表示させています。

 

Web1.0では、閲覧できる情報は、情報を作成した人がだけが編集できる機能が主なため、ユーザーが編集したりできないという意味で、「一方向の時代」と表現されています。

 




web2.0(双方向性、データ独占の時代)

Web2.0はWeb1.0での一方向的なコミュニケーションの問題を解決し、双方向的なソーシャルメディアを拡大させました。

 

この時代は、いかにWebを自分の生活やビジネスに活かしていくか、といったことが主眼となり、自分のメディアをつくったり、SNSが普及していったのです。

しかし、一部の大企業や団体がユーザーの個人情報やパーソナリティの指向に関わる情報などを中央管理する手法がとられます。データを集め、商品をよりたくさん売るためのマーケティングに使われるビッグデータを収集して、AIによる分析が正確になりました。

 

利用用途が格段に上がり以下のような活用方法が増えました。

  1. 調べる:検索エンジン
  2. 知らせる:RSS
  3. 蓄積・共有:ブログ
  4. 交流:SNS

 

つまり、Web1.0ではWebページを参照することだけだったものが、Web2.0ではデータを作って相互的に共有していくように、利用幅が拡大したのです。

 

ビジネスにも応用され、広告やテクノロジーによるIT企業が増加したのもこうした背景がありました。




web3.0(分散管理、P2Pの時代)

なぜ、Web3.0が注目されているのでしょうか。それは、Web2.0からさらに大量のデータを横断的に利用し、生産性をあげていくことを目指していることを想定しているからです。

 

しかし、大量収集したデータは一部企業に独占的に管理され、利用規約を設定されたうえで、合法的に恣意的な利用をされているという批判があがりました。

 

例えば、欧州では広告に関する個人情報の利用許諾などについて裁判になった事例があります。アップルは、Facebookの広告最適化技術へのユーザーからの情報提供を停止できる機能を追加しました。

 

ビッグデータをを独占的に利用できる企業への課題が現れ始めているのかもしれません。

 

そうした中、最も注目されてるWeb3.0の根本技術には「ブロックチェーン」があります。

 

ブロックチェーンは、サトシ・ナカモトと名乗る人物が、2008年にビットコインの公開取引台帳の実装のために発明したとされています。ピア・ツー・ピア(P2P)接続における当事者間の取引をオープンな分散型台帳で安全に恒久的に管理できる方法が確立した、といわれています。

Bitcoin: A Peer-toPeer Electronic Cash System
https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

 

つまり、中央管理者は存在せず、ネットワークに参加している全てのノード(端末)で情報の検証や閲覧を相互で補い、情報を保管・管理する方法です。

 

ブロックチェーンについて詳しくはこちらのブログで紹介しておきました。

 

ブロックチェーンの仕組みと流れ

  1. データが作られる
  2. データを箱の中にいれていく
  3. 箱がデータでいっぱいになったら中身を全員で確認して閉じる
  4. その箱を次の箱とチェーンでつなげる
  5. いつでも箱の中身を誰でも見られる
  6. 一つ前の箱の情報と照合できる情報がある

 

こうした流れでブロックチェーンでデータを管理します。たとえば10分ごとに箱が詰められ、記録していく箱が新しくチェーンに繋げられていきます。

 

こうして作られる箱には、「1つ前の箱の取引情報」と「規則性のない文字列に変換される過去の全ての取引を記録した値」を含み、前後の箱同士が相互に連携していきます。

 

「規則性のない文字列に変換される過去の全ての取引を記録した値」のことをハッシュ値とよび、過去のの取引情報を暗号化していくので、取引情報を改ざん防止をすることができるのです。

 

こうした高い独立性と検証性を兼ね備えたネットワーク方式により、これまでのデータの独占や改ざんの課題を解決できると言われています。




Web3.0でできることとメリット

 

Web3.0には以下のようなメリットがあります。

 

Web3.0のメリット

  • 中央集権化を防ぎ、システムダウンや管理者の独裁を防げる
  • データの改ざんが難しく不正が明らかになりやすい
  • スマートコントラクトにより生産性をより向上させられる

 

多くはブロックチェーンによる恩恵といえます。Web3.0ではこれらをすべて含む概念と考えるとよいでしょう。つまり、ブロックチェーン技術のそれぞれの繋がりを包み込み、無数にあるブロックチェーンが互いに連絡しあえる環境を整え、ギャップを埋めるといった役割があります。これにより、アプリが使えるようになります。

 

Web2.0では、特定の企業などが情報を管理して、サーバーを用意していました。

 

例えば人気のキャンプ場のチケットをネットで予約しようとしてもサーバーにアクセスが集中し、システムダウンが起こるといったたぐいの経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

これを防ぐためには、ブロックチェーンのスマートコントラクトという技術を用いることで解決することができます。

 

スマートコントラクトとは「ブロックチェーン上に設置された自動化プログラム」のことで、契約の執行、所有権移転などが自動化され、契約を効率化できるという機能です。

 

つまり、あらゆる情報を分散管理できるということは、インターネットに接続されているデバイスから、ユーザーは必要な情報を中央管理されているサーバーを経由せずに取得できるようになります。これにより、アクセス負荷によるサーバーダウンなどのトラブルを回避できるわけですね。

(左)サーバーにアクセスが集中すると各端末への応答に障害が発生する (右)アクセスが分散型に相互に行われるため障害が発生しにくい

 

個々のサーバー自体がユーザーと対等の関係になることをイメージしてもいいでしょう。サーバーとしての役割を離れ、情報を共有しているノードの一つになるという理解が近いと思います。

 

そしてそれらが自律的に情報を検証しあい、正確な情報として承認し合うネットワークを取ることで、相手を信頼できるかどうかといった調査をせずとも、データの受け渡しができます。これを「トラストレス」と言ったりします。




Web3.0の課題と将来的な展望

 

Web3.0の課題

スマートコントラクトを実行するブロックチェーン上のアプリのことを「Dapps(ダップス):Decentralized Applications」といいます。

ブロックチェーンを用いてNFTの猫を育てたりするDapps「CryptoKitties」

 

さまざまなDappsができるとそれぞれに仮想通貨のようなトークンがつくられます。この連鎖が続けば供給される市場のトークンの流動性が下がり続けていくことが予想されます。

 

また、中央管理者が不在であることが逆に課題となる可能性があります。パスワードを忘れた、誰かに情報を抜き取られたとなった場合、多くは中央管理者のサポートサービスを受けられることが多いでしょう。

 

こうしたサービスは提供されないので、パスワードを失っても、ハッキング被害にあっても自己責任となってしまし、プラットフォームの管理者が救済することはありません。




Web3.0の将来的な展望

分散型ネットワークによりコミュニティが広がっていく理由は、もののIT化(IoT:Internet of Things)の普及やAI利活用を考慮すると拡大することが推測できます。

 

日常生活の利用したデータはブロックチェーン上に公開され、複数のユーザー同士が共有してデータを保管することもあるでしょう。

 

利用者は取得したデータの用途がわかり、中央管理者がいないので、情報は発信者と受信者間で正しい情報であり続けることになります。正確な情報がより担保され、より生産性の高いネットワークを利用する機会が増えるのではないでしょうか。

 




初心者でもわかるWeb3.0:まとめ

本記事では、Web3.0というネットワーク技術について詳しくまとめていきました。

 

ざっくりとイメージを捉えることができたら嬉しい限りです。

 

 

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  • この記事を書いた人

ローレンス

Cryptoとブロックチェーンに没頭する情シス会社員です。無料のオンラインサロン「クリプトユニバーシティ」を立ち上げ、「仮想通貨は投機じゃない。テクノロジーだ。」をモットーに仕組みや技術を面白がっていくことをコンセプトに活動してます。ポッドキャストでは、メディア運営やサロン運営の裏話や仮想通貨を楽しめるお話をお喋りしております。

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